where is the line with us
突拍子もなく元カノさんと遊ぶことになった。
僕もドライブがしたかったので誘う事に。
甘いものが食べたいね、なんていっていたのだが
都合よく元カノさんの家からすぐの場所に
31アイスクリームが。
彼女には相変わらず男性の友達が多いようだ。
多いというといつも叱られるのだが。
飲んだり、なんだりして遊んでいるみたい。
そういえば自分に普段ふと一緒に遊ぶ友達っていたっけな。
なんて思ってみたりして凹む。
結婚したら誰を呼べるんだろう。なんて想像の話をしたりして。
江ノ島に行くも雨が降っている。
大体二人で逢うときはいつもそうだ。
雨女、雨男である。
家をでるときにぽつりぽつりと来たときは
「またか・・・」なんて思ったりもした。
結局、行く場もなく部屋まで戻る。
彼女の入れてくれたピーチティの香りが素晴らしい。
することもなくお互いマッサージしあったりして。
彼女は明日も仕事なので一緒の布団に潜った。
こんなに体温を感じるまで側にいるのに
僕らは「友人」である。
そのカテゴリの認識というのもよくわからないといえばわからないのだが。
このカラダ越しにあるものは一体何なんだろう。
自分の認識の中でどの位置づけの人がどうで、こうしたりしてもよくて、あのひとはこういう位置づけだからなんとかはしない。
ただの友達。そう。ただの友達。
なのになぜこんなに近くにいるんだ。
きっと僕に気持ちがあるからそう感じるだけなのかもしれない。
心の境界が一致していないことほど辛いことはない。
辛さがこみ上げ
僕は彼女にぐっと抱きついた。
そして顔を首元に埋めた。
そしてはっとした
気は動転していた。
その瞬間
わんわんと泣いてしまった。
子供でもこんなに泣かないというくらい。顔をしかめて。
鼻水を垂らし。
氷解。
「どうしていいか、わからないんだよ」
彼女は僕を優しく抱きしめてくれた。
「好きなのに、どうしようもなくて」
その言葉の瞬間、彼女の腕の筋肉が少し緩むのが分かった。
そこに僕は境界を感じた。
そうだ、ここなんだ。
「これ以上私を悪者にしないでよね」
そういってまた僕らはベッドの中にもぐりこんだ。
彼女が眠るまで待っていようかと思ったが、朝4時。
父が車を使うこともあり、帰ることにした。
僕は何していたんだろう。
bjork[where is the line with you]が車内に響く中
明ける月曜日から逃げるように家路に急いだ。